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Vol.31暇と毒

Vol.31暇と毒 気立てワザの習得。

2016.06.28

みなさん、こんにちは。植松晃士です。

最近気づいたんですが、適応力のない人はスキルがない。仕事をなめているのかもしれないよね。
自分の役割が何なのかというのを、把握できてない人が多いと思うんです。

まずは、お仕事や自分が置かれた環境で何を求められているのか、
それをわかった上でこなしていくことが大切だと思うんです。
 
例えば若くてすごい美人さんだったら、毎日キレイでいることだけでも十分(笑)。
ただ、人は誰でも日々衰えていくもの。それを食い止める努力は必要ですね。
若さという美しさは必ず変化するの。最終的には老いた美しさに移行するんです。
でも1歩間違えたら老いた醜さになる。そこが「努力」なのよ! 

老いてもキレイでいるためには、すごい努力をしなくちゃダメ。とはいえ、
世間さまが「老いてもキレイ」を求めるかは別の話だけどね。

今は若くて美しいスキルを持っていてその役割を果たせていても、
半年後には違うスキルを身につけておかないとダメかもね。それも必要な「努力」。
だから、企画書を作るのに長けているとか、電話の対応がスムーズかつ的確とか、
業種によっていろいろとスキルはあると思うんですが、
でも、実は何をおいても必要なのは「気立て」!
 
一に気立て、二に気立て、三四がなくても五に気立て。
女は愛嬌。気も利くってのも大切。

「気立て」という意味としては、辞書によると
「人に接したときに相手に与える印象のよしあし」とか
「他人の対する態度などに表れる、その人の心の持ち方。性質。気質」ですって。
その必要な「気立て」はどうしたら手に入ると思う?
 
見た目はそれほど可愛いとか美人とかじゃないけど、
気立てのいい人っているじゃない? 

まわりから可愛がられているような。その人のそばに行って、
その「気立て」というワザを習得して、オリジナルのものにするのよ。
絶対に気をつけることは、その人に嫉妬心を持たないこと。
自分がどんどん醜くなっちゃって、人が寄りつかなくなるから。
たいていの人はそういう気立てのいい人を見ると、
背を向けるか、あるいは排除しようとするのよ、群れをなして。
でもね、それは人間が持つ、動物的本能なんだと思う。こわいー!
 
ちなみに、「気立て」は男性にも必要。
男女問わず、必要なスキルです。だって、心の持ち方、ですから。
でも、100パーセント気立てのいい人がいたとしたら、それは仙人だと思うけどね。
あなたの気持ちにちょっと意地悪心があるからって、ネガティブに思っちゃダメ。
だって、仙人じゃないんだからぁ。仙人レベルに近づくのは大切だけど、
「自分の中の汚れを日々ろ過する」という意識を持って過ごすことが
「気立て」を育てるんだと思います。

私、もっか努力中―!!!
 
では、また次回お会いしましょう!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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