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Vol.32暇と毒

Vol.32暇と毒 笑顔とありがとうの投資。

2016.07.12

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
今年の梅雨は長いような気がしません? 
温暖化というより、ひょっとしたら日本は亜熱帯気候になるんじゃないかしら、って危惧してますぅ。
なんてこと真剣に考えるほど暇じゃないですけどね(苦笑)。
 

さて。11月とまだ先ですが、アメリカ大統領選挙の話題をテレビで見ていて思ったこと。
僕にとってのアメリカのイメージは昔っから「スマイル!」なんです。
にっこり歯を見せて笑って「ハッピー」感を演出する感じ。大統領選挙でもよく見ますね。
アメリカは日本より建国が遅く、つまり歴史も浅いんですが「スマイル!」に関してはすごいと思うの。

お仕事柄、アメリカの企業の方々とミーティングすることもあるんですけど、
初めてのご挨拶の時の笑顔の完成度といったらすごい! パーフェクト! 
あれを見ると、ガミースマイル(笑ったときに歯ぐきが大きくのぞく口元のこと)はダメだとか、
歯並びやホワイトニングに力を入れる理由がよくわかります。
 
アメリカの方々にとって表情には2ポイントの意味があると感じたの。
ひとつは、笑顔の分かりやすさ。
「あなたにハッピーマインドで向き合ってますよ」という表現方法。
口角の上げ方というか口の開け方、笑い方は大切なんだな、と。
 
もうひとつのポイントは、おでこ。動かないんですよねぇ。アメリカの方々にはおでこのシワは不要かも。
驚いた時とか難しい時はおでこにシワが寄るじゃない? 
でも、お仕事でもポーカーフェイスがお上手なんです。どんなトラブルに合ったとしても冷静沈着。
表情に出さない。だから、こちら側も不安にならない。
それから、おでこが動かないと知的にも見えるんだよね、なぜか(笑)。
 
そういう状況を見ていて、日本人でも顔に表情をのせる、
ということは大切じゃないかと思ったんですよ。だって、スマイル、ゼロ円なんだもの! 
ムッとして口角が下がっているのは見た目にもよくない。老化? 
と思われちゃうし、まわりの雰囲気も悪くなるし、いいことがない!
 
先日も大好きなNHKを見ていたら「ストレスは免疫力を落として病気にする」みたいな内容だったの。
ストレスを受けるとナチュラルキラー細胞(悪い細胞をやっつけてくれるらしい)を
傷つけて働かせなくするんですって。
ストレスフリーの笑顔でいれば、そういうリスクも回避できるのにー。

そういえば、口角を上げるだけでも幸せホルモンが出るなんて話もあるくらいですからね。
 
それから、「ありがとう」と感謝の気持ちを口にする人が少ないと思う。
その一言でまわりがよくなる潤滑油だったりするじゃない? 
これまたゼロ円なのに、笑顔も「ありがとう」も出ない人ってどうなんだろう? 
それほどケチなの? ゼロ円でも払いたくないってこと(苦笑)? 
自分自身が国家経済だとしたら、出すもの出さないと回らないよー。って思っちゃう。
お金に置き換えるとわかりやすいでしょ。

つまり、自分から場の雰囲気をよくしないと、相手もよくしてくれないってこと。
最初にハッピー感満載で笑顔できたら、こっちだってそうなるじゃない? 
 
毎日の通勤の途中、車から見ていて「あー、今日この人は何回ありがとうって言ったかしら」
なんてふと考えたりする。僕はわりと言うほうなんです(笑)。

いつでもどこでも。出ししぶっちゃダメだって思ってるから。
この先、2人に1人が50歳以上という高齢化社会。人生80年だとしたら、まだまだ先が長いわけ。
大人社会にとっては40、50歳なんて新人よ。
その新人が「笑顔」も「ありがとう」もなく大人社会にデビューするなんて。
そんなことやってたら、大損末路が待ってるはず! 人としての価値も下がる! 

みなさん、明るい未来を考えるなら、エイジングケアもストレスケアも兼ねて、
笑顔=スマイル!&「ありがとう」を心がけてはどうかしら。
 
では、またお会いしましょう!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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