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Vol.39暇と毒

Vol.39暇と毒 どんな秋を満喫?

2016.10.18

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
前回は、夏の思ひ出をお送りしました。僕の夏の過酷なひとコマ。
人生いろいろあるいうことですね。
まだ読んでいない方はぜひー。
 

もうすっかり秋の気配ですが、秋といえば食欲、芸術、ファッション、運動と
いろいろな秋の過ごし方があります。

僕は、3ヶ月に1度くらいの割合で美術館や博物館を巡るのが趣味。
お仕事じゃないんですよ。教養や感性を刺激するために、プライベートでお出かけしてるんです。
なにも難しく考えることはなくて、ただ見て感じるだけでいいと思ってます。
もちろん、同じ展示テーマであっても、興味ないものはスルー。そういうスタンスで見てます。
 
なかでも、古代?中世のものが好き。現代アートはあまり心に刺さらない。近代も今ひとつ。
個人的に、そこらへんの時代のものは商業アートという印象があって、
素直に鑑賞できないんですよねぇ。
 
古代?中世がなぜ好きかというと、やっぱり単純に「冨」「権力」を象徴するものが多いから(笑)。
難しく考えなくていいじゃない? そういうものが好きなんだな、と自分で気づいてからは、
積極的にそういうテーマのものをセレクトして見に行くので、どんどん掘り下げていける。
すると、違う展示ものでも時間軸でつながりがあったり、歴史的に関係があったりして、
作品にも特徴が見えてきて、さらにおもしろくなるんです! 
 
やっぱり冨とか権力って、昔から人を魅了してきたものでしょ。
なぜ、そんなに魅了するのか。そういうことを探って見てまわるだけでも楽しい!! 
芸術の秋のひとつの楽しみ方として、美術館巡りもオススメです。
 
 
さらにファッション業界にも身をおく立場としては、
これから秋冬ファッションも要チェックですね。
今年は、まつたけだの栗だのという食欲の秋よりは、ファッションから秋を満喫したいと思ってます。

というのも、今年は恒例のパリ旅行が消滅しちゃったの! お仕事が忙しくて時間が取れないんです(涙)。
パリに行けば、ほんの1週間で、植松的三大欲の食も芸術もファッションも、
すべての「秋」が手に入るのに・・・・・・。ショック! 
とはいえ、先日の夏の思ひ出のようなことを経験した今は、
少々のことでは驚かなくなっちゃいましたけどねー(苦笑)。
だから、まずはファッションから秋を感じたいと思ってます。
 
今年は、ブリティッシュチェックや、ベルばらを思わせるボウブラウスなんかが来てますね。
王侯貴族の男性用シャツ、みたいな感じでしょうか。
でも、デザインや柄というよりは、色が外せないポイント。
シックなグリーン、ボルドー、モーヴ系も気になるところ。
パリの森を思わせるような色合いがふんだんです。
もう見ているだけで、素敵な気分に浸れます。
 
だんだん年齢を重ねると、黒だの白だのグレーだのとシンプルカラーでまとめがちですが、
そこにひとつ秋の色みを入れるとぐっと今年っぽくオシャレに仕上がります。
小物でもいいから、今年こそはトライしてみて! 
ちょっと気分が変わるし、そうなると何か新しいことでも始めたくなるかも!? 

秋を、いろいろな角度から満喫してくださいね!
 
では、また次回お会いしましょう。

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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