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Vol.04美の質問いっしょに考える

Vol.04美の質問いっしょに考える Q.毛穴のザラツキ、角栓、毛穴目立ちをどうする?

2015.02.07

ATゾーンの毛穴のつまりや角栓、ザラツキは、人には言いにくい悩みだ。毛穴のお掃除をした後、ポッカリと毛穴が目立った状態を、他人に見られるのも恥ずかしいもの。毛穴トラブルをなくすために、ザラツキや角栓を取る洗顔ブラシやツールがたくさん出ているけれど、むやみに飛びつくのは考えものだ。
 
 
私たちの肌の角質は、横に擦る動作によってあっけなく剥がれていく。毛穴につまった角栓を取ろうとしてコットンでゴシゴシ拭き取ったり、ブラシやパフなどで擦りすぎると、肌は刺激を感じて炎症を誘発してしまう。毛穴まわりや毛穴の内側でこれらの刺激を感じ、炎症性物質が放出されると、ますます角質は厚くなり、毛穴づまりは深刻になり、角栓などを取っても取っても毛穴はつまってしまうという悪循環に陥る。
 
 
私たちの肌は擦る動作にすごく敏感で、擦ることで色々なダメージを被るのだ。

そこで提案。
『摩擦を徹底してやめる』という、画期的でお金のかからないスキンケア方法。
 
私たちは毎日、クレンジングで肌を擦り、洗顔で擦り、コットンで化粧水をつけるときに擦り、ファンデーションをつけるときにスポンジで擦り、毎日肌に摩擦負担を与えている。これらの摩擦を与えるケアを一切やめるだけで、肌の角質にかかっている刺激と負担は軽減されて肌は劇的にキレイになる。
 
『摩擦をやめる』ために、洗顔時に洗顔パフや毛穴洗浄用のグッズ類を使うのをきっぱりとやめ、しっとりとしたミルクタイプのクレンジングを指づかいして、ぬるま湯で洗い流すようにした。クレンジングの時に「落とそう」と思っていると、ついつい手を強く擦りがちなので、やさしく滑らそう、という意識で行うこと。
 
そして朝晩何枚も使っていたコットンをやめてみた。最初はコットンを使いたくてたまらなくなるが、毛穴に下地などを塗り込むのをやめれば、角栓もたまりにくくなり、自然とコットンをやめられた。スポンジでファンデをつけるのも極力避け、最近はほとんど肌を擦らなくなった。
 
 
『摩擦をやめる』ことを徹底したら、本当に驚くほど毛穴の状態が変わった
 
まず毛穴に角栓がたまりにくくなり、毛穴のお掃除をしなくなった。Tゾーンの小鼻の赤みなど炎症性物質が出ていそうな感じもなくなってきた。
 
この方法を今までに数十名の女性にすすめているけれど、皆さま、劇的に効果があったと言って下さる。いかに擦ることで肌に負担をかけ、肌を汚くしているか、ということだ。毛穴のザラツキや角栓、毛穴目立ちだけでなく、炎症によってできるといわれている色ムラや肝斑などにも効果がある。
 
擦るのをやめるだけスキンケアは、特にお金もかからず、驚くほどの成果をあげられる方法だと自負している。
 
トラブル肌に悩んでいる人はぜひ実行してみてください。


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ちなみにこちらは、私も使っている毛穴クレンジングミルクです

Writer Profile

奈部川貴子
奈部川貴子Nabekawa Takako

株式会社ベイズガーデン代表/美容ジャーナリスト
化粧品をはじめエステティック、SPA、ダイエット、健康および美容医療など、美容全般に精通。女性誌においては、深く掘り下げる独自の視点で取材を重ね、最先端のスキンケア事情をとてもわかりやすく記事にすると高い評価を得る。 女性誌・化粧品広告・Webサイト等の制作経験とビューティビジネスのコンサルティング経験を活かすべく、2001年に美にまつわる企画制作会社ベイズガーデンを設立。

http://www.baysgarden.com/

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