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恋に効く、仏教 Vol.36

恋に効く、仏教 Vol.36 第三十六話
他者の幸せを
願うところから始める

2017.10.11

お寺婚活吉縁会もおかげさまで非常に多くの方に支持され、
今月より仙台でもスタートとなります。
 
会員数も12,000名となり、
成婚も360名
 
報告があった方だけなので、
お付き合いの時点で退会した方や、
ご報告いただけない方を入れると
推計ですが
1000名以上の方が結婚という成果も非常にありがたく
思っております。
 
8年前に「やりたい」と周りの和尚さんに
言い出した時の事を覚えていますが、
こんなになるなんて思っていなかったので
驚きの日々です。
 
 
ただ、
多くの方に「出たい。」
と言っていただける一方で、
 
和尚さんたちが、日々のお勤めの合間で行っている為、
要望のすべてに応えられず
 
倍率も、参加の5倍を超える時もあり
申し訳なく思っております。
 
特に静岡西では
開始以来、8年が経過し、
会員数が非常に多くなっています。
 
そんな中で
思案の結果
 
今回の10月の吉縁会に関しては
応募が非常に多くなっている男性に関しては
 
過去に参加回数が2回以上ある方は
応募をご遠慮いただくことにしました。
 
心苦しい決断でしたが、
 
まぁそもそも何回も出る事が目標の会ではないですし、
2回、3回、4回、5回と
いっぱい出た方は、過去に十分チャンスがあったわけですから、
 
まだ、出ていない方にご縁の場を譲ってもいいのではないか?
と思ったわけです。
 
参加回数が多い方を冷遇するわけではありませんが、
参加回数の多い方ばかりですと、
会に出ても、同じ異性とばかり出会う会になってしまいますし、
 
応募してもらっても、
未経験者を入れてあげようと思うと
落選させねばならず
 
最初から落選の可能性が非常に高いなら
最初から
今回はご遠慮いただこうと。
 
 
でも、
やっぱり来ました。
 
多くの批判とクレーム。
 
中には他者を想うものもありましたが
 
ほとんどが、
自分が出たくて出会いの場が欲しいのに
なぜ新しい会員を優遇して
自分たちを冷遇するのか?
 
というご意見でした。
 
 
なんか寂しくなってきました。
 
なんで
みんな自分の事ばかりなのだろう?
 
気持ちはわかりますけど、
譲ったって罰は当たらないはずなのに。
 
 
少し異訳になるかもですが
 
仏教には小乗仏教と大乗仏教というものがあります。
 
タイのお坊さんたちのものが、小乗仏教
日本のお坊さんたちのものが、大乗仏教
 
もとは同じですが
お釈迦様の教えに基づき、お釈迦さんのように日々を暮らし、
自分の心の平安を追求していくのが小乗仏教
 
大乗仏教も基本は同じですが、
修行した自分だけが救われても意味がない。
大きな乗り物に皆で乗るように
みんなで幸せになろう
と目指すのが大乗仏教です。
 
僕はやっぱり大乗仏教が好きです。
 
人は、どうしても自分の事を中心に物事を観ます。
他者の事は後回しにします。
会った事もない別の会員の事なんて、全く後回しです。
 
でも、
それでは大きな幸せにはならないのです。
 
 
結婚は、自分と違う他者であるその人の事を想い、
他者の幸せを願う究極の形です。

 
自分の幸せの為に結婚しよう。
自分の生活が豊かになる為に結婚しよう。
 
では、本当はいけないと思うのです。
 
もちろん自分が幸せになっていく事も大切ですが、
 
他者を想い、幸せを願い、自己を犠牲にする。
 
そんな自己犠牲も必要だと思うのです。
 
 
毎回我慢しろ、犠牲になれと言っているわけではありません。
今回の会は、もう何回も出たから我慢してね。
と言っているのです。
 
それも我慢ならん。
自己の利益第一。
 
そんな考えだからこそ
何回も何回も会に出ても
結婚という世界にたどり着かないのではないでしょうか?
 
何回出てもダメな人は
相手のせいにする人も多くありますが、
それではダメです。
 
自分の境遇のせいにする人もダメです。
 
自分の見た目のせいにする人もいますが、それもダメです。
 
 
相手のせいでなく、自分に問題がなかったか反省する心が
大事です。
 
境遇のせいで自分を卑下する心から離れなければいけない。
 
見た目だって、努力すればいい。
整形とかじゃなくていいけど、おしゃれに気を使うとか、
清潔にするとか
努力すればいい。
 
何回も出てダメなら
この機会に反省すればいいのです。
 
そして
あきらめず
自分の心を戒め、反省し、次に向かうのです。
 
 
自分に対する冷遇は、すぐに目に入ります。
他者への優遇にはイライラします。
 
その感情が起きるのはしょうがない。
 
でも、
そんな感情が出た時に
いかん。いかん。
自分ばかりの気持ちがまた出てしまった。
反省しなくては。
 
と、心を見つめなければいけない。
 
不平不満だけ言って努力も反省もしないのであれば、
餌を待つヒナの様であり
巣立ちも出来ません。

 
 
自分は、もう何回も出たから
出てない人にもチャンスをあげなきゃね。
 
この機会に、自分を振り返ろう。
 
 
自分を幸せにする
 
だけではなく
 
他者を幸せにする
他者と一緒に幸せになる
 
そんな当たり前だけど
本質的な素晴らしい出会い、
優しさあふれる日々を送る結婚生活を送りたいと願うなら
 
 
不平不満を言う口を閉じて
不満を言ったり、妬んだりする無駄な時間を
 
自分の心などを高める時間に使えばいいのです。
 
 
自分を最後にして
他者の幸せを願う。
 
 
そんな心を目指すところから
本当の出会いが始まるのです。
 
 
みんなで幸せになりましょうよ。
 
追記
 
※こうやって書くと吉縁会がクレーマーだらけに聞こえますが
99パーセントの方は非常に理解し支えてくれています。
ごく一部の方です。
でも、
そういう意見を言う人を他人事とせず我が身を振り返る機会にしなければいけません。

Writer Profile

木宮 行志
木宮 行志Koushi Kimiya

お寺婚活「吉縁会」事務局長 / 龍雲寺副住職

浜松市の龍雲寺に入寺後、小学生100名のサマースクールや、世界の子どもにワクチンを送る万灯会など、社会貢献活動を行う。

2010年より、静岡県西部で費用をかけず、安心した出会いの場を提供しようとお寺での婚活「吉縁会」を地元の若手僧侶とはじめる。2015年からは東京、2016年からは名古屋・岐阜・大分・仙台でも開催。現在、会員は10,500名。成婚は260名以上と大きな成果を上げる。僧侶という立場で、独身世代と向き合い、多くの縁結びをお手伝いする。

永代供養・樹木葬・坐禅会紹介『龍雲寺』
寺コン・お寺婚活『吉縁会』

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