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Vol.43台湾から来た白い犬の日記

Vol.43台湾から来た白い犬の日記 San Franciscoのラーメン屋②

2015.06.15

こんにちは、Cocoです。前回の続きです!
 
いろいろと文句を述べていたJapanさんとDさんの2人にも、やっとラーメンが届きました!
Dさんが頼んだのはこのラーメン屋の屋号のついた『俺ん家ラーメンオリジナル』。こちらは文句なく美味しいと喜んでいました。

PH_coco_v43_1-20150527.jpgこのラーメンは豚骨にもかかわらず、細麺ではなく太目の麺を使っています。
スープはこってりだけど脂でギトギトではない仕上がりでして、豚骨がそれほど好きでもない人も十分楽しめる美味しいスープでした。
 
トッピングには煮玉子、チャーシュー、きくらげ、メンマ、ネギ、のりなどたくさんのものが彩を添え、いろいろな食感が楽しめるようになっていました(嬉)。


Japanさんはさっぱりな感じがほしかったので、塩ベースの鶏そばを頼みました。これも物凄く美味しいーとのことでした。鶏ガラと魚介ベースのスープがあっさりなのに深い味わいを醸し出していたとのことです。
面白いのがこのラーメン、レモンの輪切りが乗っかっていて、ラーメンに清涼感を与えています。ただ残念なのが最後にスープを味わうと、レモンの皮の渋味で全体的に苦くなるので、ある程度食べたらレモンは絞って取り出したほうがいいだろうと、Japanさんの見解でした(拍手)。
 

ここで面白い(かどうかは不明ですが・・・・・・)エピソード! 
彼らがラーメンに夢中になっている時、隣の席の若い可愛いカップルがラーメンの途中で話に夢中になり、楽しそうーに盛り上がっていました。
若いし、デートですから話すこともたくさんあることでしょうー。するとカップルのラーメンを食べる手が止まりました。その途端、男性メガネ店員がすばやくどんぶりを片付けようとして、どんぶりを取り上げようとしたのです!

PH_coco_v43_2-20150527.jpgお客さんは「まだ食べている途中なんだけどー」と、驚きと共にどんぶりを取り戻しました(笑)。
JapanさんとDさんたちも、「最近のレストランって食べ終わってもいないのに、片づけに入る店員が多いよねー」なんて笑っていたのですが、鼻輪をぶら下げた女性店員(レストランで牛のような鼻輪のピアスは勘弁してほしい・・・・・・)が、話しをしていて手が休んでいる隙に、サッと入り込み、今度はJapanさんとDさんたちの鶏唐の取り皿を片付けに入ったのです! 鶏の唐揚げがまだ十分な量、お皿に残っているのに一体なぜ!?!?!?

Dさんがすかさず「まだ食べている途中なんだけどー」とムスッとして、取り皿を奪い返します。するとこの女性店員 標的変更!今度は鶏の唐揚げがまだ乗っかっているJapanさんの取り皿を片付けようとするんですわー(笑)。
Japanさんが「あのさー食べかけの鶏の唐揚げ乗っかっているでしょ? まだ食べている途中!!」とこれも取り返しました(笑)。
 
客の回転率を速くさせたいのはわかるのですが、「レストランの外に並んでいる列もなければ、埋まっていない席もたくさんあるのだから、もう少しのんびり食べさせてくださいよー」と彼らは嘆いていました(笑)。

たとえ手が動いていないとしてもせめて食べ終わったかどうかくらい、ちゃんと確認してほしいものです。
「話なんかしてないで、どんどん手を動かして食べなさい」とせかされているようで気分悪くなったと彼らはおかんむり(笑)。

PH_coco_v43_3-20150527.jpg
思い出してみると、最近San Franciscoのレストランではこういう経験を多くするようになったとのことですが・・・・・・。レストラン業界で流行っている客回転促進マニュアルなのでしょうか? 「もう少し客に時間を与えてくださいますよう、従業員再教育を切に願います」とのDさん&Japanさん(笑)。 日本でも少しでも手が止まっていると、お皿を片付ける接客マニュアルになっているのかな?

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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