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Vol.888ハタラクさんの毎日

Vol.888ハタラクさんの毎日 え、そうなの!?

2017.05.26

社会人になって1年目か2年目のころ。
当時、時代を牽引されていたある人と仕事をご一緒する機会がありました。
 
その人は正々堂々としていて、真っすぐで、世に出すものは凛としていて、すべてがわたしにとって憧れでした。
だからその人の言動は大きくわたしにも影響しました。
あるとき、その人は言いました。
「仕事はいただいた順番にさせていただくようにしています。
いただいた後に、その仕事よりも自分がしたい仕事のお話しをいただいたとしても、先にいただいた仕事をします。
それが誠実さというものだから」
 
そうだよなーと、大きくうなずき、その話しを周囲の人にすると
「それは素晴らしい、それは正しいことだし、信頼できる」と、みな絶賛でした。
 
でもでも・・・先に約束したこと(仕事でもプライベートでも)を、なくなく断ることも出てくることがあります、よね?
その度に先の言葉がわたしの中にズシンと響いて、「わたしって駄目だ、不誠実だ」と、数日間うじうじしてしまう始末。
 
そんな話しを友人にしたところ、
「先に約束したことを守ることが誠実で、そうでないことは不誠実なの?
先に約束したことは守らないといけないことなの? 
わたしは違うなー。そのときの自分の気持ちを大切にする。
後からきたこの要件のほうがウキウキするし、楽しいと思うなら先の約束は申しわけないけれどお断りする。
何が大事って、自分が楽しいって思える気持ちだから。
人に誠実になるより、自分に誠実になることが大事だと思うから」
 
え、そうなの!?
先の約束は守るべきものではないの!?
後からの約束がどんなに魅力的でも、先の約束を優先するのが誠実さというものではないの!?
止むをえない事情で先に約束したことを断るときに、こんなにも重?く、なんて嫌な奴なんだ、わたしはって、自分を責めることはみんなしていないの!?
 
友人の言葉は、それだけわたしに衝撃を与えました。
そうなんだ、自分がこうあるべき、こうすることが誠実、と思っていたことも人それぞれなんだ。
 
大切なのは、自分が楽しいと感じるか、楽しんでいるか。
 
 
 
今回のことでも改めて、自分の中で思っていたことがすべてではない、ということがあることを再認識。
はー驚くだす。本当に驚くだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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