楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.924ハタラクさんの毎日

Vol.924ハタラクさんの毎日 親孝行って。

2017.07.01

小さいころ、わたしが小学生低学年だったころ、こんなコマーシャルがありました。
「お父さん、お母さんを大切にしよう」
子どもの声でそのフレーズが流れて、画面には初老の息子が年配の母親を背負って石段を登る姿。
学校でも「親孝行をしましょう」と教わりました。
 
そんな影響からか、わたしにとって親孝行は、親に何かをしてあげることでした。
そこに何の疑問もなく、大人になりました。
 
親が、こうしてほしいということをする。
親が、こうしてほしいだろうなと思うことをする。
 
それをしていく中で、「本当はそうしたくないけど、親のためだからそうしよう」「そうすることで親が喜ぶのなら、わたしが一歩引けばいい」、そんなふうに我慢を重ねていくようになっていました。
無意識のうちに、当たり前のこととして。
 
友人とそんな親孝行について話していたら、こう言われました。
「自分が考える親孝行って、自分自身が成長して、幸せな姿を親に見せることだと思う。
親がいちばん望むのは、子どもが幸せであることだから。
だから自分が我慢するんじゃなくて、まずは自分が幸せになればいいんだよ。
自分がしたいことをして、楽しんで、幸せになればいいんだよ」
 
親孝行感が腑に落ちて、楽になりました。
みなさんにとっての親孝行、いかがですか?
 
 
 
刷り込み、常識と言われること、一般的と表現されること・・・
全部ものすごいスピードで受け取り方が変化していますな。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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