楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.727ハタラクさんの毎日

Vol.727ハタラクさんの毎日 それぞれの受け取り方。

2016.12.16

基本、月に一回のペースでトークイベントを開催させていただいています。
わたしが今まで出会った方たちで、「素敵な考え方を持っている人だな」
「自由に生きているな」「人生を楽しんでいるな」・・・など、
わたし自身が生きていく中で、とてもいい影響を与えてくれた方たちを
ゲストにお招きするというものが、このイベントの主旨です。
 
同時に、その方たちの話を聞いてくれた方たちの、
何かのきっかけになってくれたらという思いも込めています。
 
数か月前のそのトークイベントに、仕事でご縁をいただいたお二人の方が参加してくれました。
その日はある医師に講師をお願いし、健康とは、病気になる原因、日本の医療の現状、
自分らしく生きることなど、その医師自身の今まで生き方を通して話してもらいました。
 
参加してくれたお二人からそれぞれ感想をいただきました。
ひとりは「家族で病気の者がいるので、その現状が重なり合い、いろいろ納得できた」と、
感慨深げに話してくれました。
そしてもうひとりは「今、自分は本当に自分らしく生きているのか? そう自分に問うことができ、
今、何をしたらいいかが明確に見えてきた」と、意気揚々と話してくれました。
 
トークイベントの魅力、面白さはまさにそれなんですよね。
同じひとりの講師の話でも、聞く人の状況や環境、心の持ちようなどで、
それぞれが必要としているメッセージがそれぞれに届くということろ。
これは本でもテレビでもネットでも同じだと思うのですが、
やはり生の声で直接聞けるトークイベントはより強くメッセージが響くように感じます。
 
自分が大仰なことができるわけでもなく、ましてやたいそうな人間でもなく、
でも誰でも何らかの役割を持っている。そう思って活動している中で、
今回のことはますますの自信になりました。
 
それぞれがそれぞれにとらえ方が違う。それが生き者の魅力なんですよね。
 
 
 
赤いトマトを「おいしそう」と思う人もいれば、「苦手ー」と思う人もいるように、
それぞれがそれぞれに思うことがあっていいのになー。
あっていいのに悪く思ってしまう空気があるような、ないような。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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