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Vol.692ハタラクさんの毎日

Vol.692ハタラクさんの毎日 感情的って。

2016.11.11

ある日、「感情的になるってこういうことか」という光景と遭遇しました。
仕事の打ち合わせであるオフィスに行ったときのことです。
 
大人の女性ふたりが、何かで言い合っていました。
些細な行き違いからの口論のようでした。
すると一方の女性が「もういいわよ!!」と大声を上げ、
飲んでいたコーヒーカップを倒し(幸い中身はからっぽでした)、
近くにあった食べかけのお菓子を相手に向かって投げ、
「人のせいばっかりにして!!」と叫んだのです。
 
周囲は騒然です。
その叫んだ女性はわたしも以前から知っている人なのですが、
声を荒げたり、怒りやすいタイプの人であることは知っていました。
でもここまでヒステリックになるというか、感情的になっている様子を見るのは初めてでした。
 
相手の女性は、悲しそうな顔をして目に涙を浮かべていました。
見かねたある男性社員が、叫んだ女性に
「そんな声を荒げなくてもいいんじゃないのか。もっと冷静に落ち着いて・・・」と
言っている途中で「うるさい! こちらばかりを悪者にして!!」と、また爆発。
 
彼女の周囲にいた人たち(相手の女性も含め)はスーッとその場からいなくなりました。
感情的になるってまさにこういうことなんですよね。
 
普段は知性もあり、尊敬できる素敵な女性なのですが、
ふとした瞬間に自分の意に反する事を相手がすると怒鳴ったり、ものを投げたり。
やはり食べ物などを粗末に扱うのは、どういう状況であれいい気持ちはしません。
 
見ているこちらも悲しい気持ちになってきました。
当の本人は周囲から人がいなくなっても平然と同じ場所にいて、
資料などを読んでいました。誰に謝るのではなく。
 
感情は大切なものですが、感情にまかせると自分をすべてもってかれてしまい、
冷静は判断ができなくなるものです。カッとなったら6秒待つ。深呼吸。
 
感情的になることがどれだけ美しくないか、気づかせてもらいました。
 
 
 
どんなに素晴らしいことを言っていても、
どんなに素晴らしい行いをしていても、
感情的になることで一瞬にして壊れるものがあるだす。さびしい。。。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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