楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.684ハタラクさんの毎日

Vol.684ハタラクさんの毎日 曲がって受け取ると、
曲がって進んでいく。

2016.11.03

この10月から朝ドラの新シリーズがはじまり毎朝観ています。
まだまだこれからの展開に乞うご期待という感じです。
 
たしか数日前の回だったと思います。
ヒロインの友人の女の子が、ヒロインの父親について語った内容です。
ちなみにヒロインの父親は一代で財を成した人で、その女の子の母親は以前、
その人のもとで使用人としてはたらいていました。そしていまは、
ヒロインと友人は一緒に仕事をはじめたという設定です。
 
そこで父親が「よろしくお願いします」と、彼女に言ったのです。
すると彼女は「この人は、本当はどう思っているのだろう。
元使用人の娘と自分の娘が一緒に仕事をするなんて・・・と嫌がっているのではないか」と。
 
それを聞いていた彼女たちの仕事関係の人が言いました。
「言葉のまんまですよ。彼が言った言葉のまんま、そんな気持ちは毛頭ない。
人の言葉は素直にそのまま受け取ればいい。
曲がって受け取ると、曲がった方向にしか進まなくなる」。
 
どーんと響いてきました。昨日、ここで書いた話と同様、これもわたしのクセなのですが、
物事や人の発言を斜めからうがって取ることがあります。
別に誰も何もそんなふうに言っていないのに、その裏には真意があるに違いないとか、
言ってくれたことをそのまま素直に受け取れなかったりして、
結局自分の中で勝手にストーリーをつくって疲れてしまうという。
 
でも時として、それが当たっているからやっかいなんです。
あまりにも相手の言っていることに不信感というか、違うのではという思いが強くなると、
直接相手に話すことにしています。図星だった相手は顔面蒼白。
そして相手は自己防衛に移り、こちらを攻撃し、結果、縁を切るという、
そんなことが本当にたまにですがあります。
 
もしかしたら先のドラマのセリフのように、言葉を素直にそのまま受け取っていけば、
素直な方向に進んでいくので、もしもその中で曲がったことがあれば、
そちらには進んでいかないことになるのかもですね! 
 
ということは、やっぱり素直に受け取るのがいい! 
ほー、いま、そう気づきました。そうしたら楽になりますね。
だって本心はとか、本音はとか、相手を勘ぐる力は使わなくていいのですから。
 
決めた、素直に言葉を受け取ろう。そこで感じたことを素直に表現していこう。
整理整頓の時期かもしれません。
 
 
 
自分を守るために相手の裏を読むことが必要だと思っていましたな。
もちろんそうしてきたことで守ることもできたかもしれませんな。
でももうそれは卒業だす。素直に感じて行動することが最大の防御。
いや、自分になる最高の術。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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