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Vol.591ハタラクさんの毎日

Vol.591ハタラクさんの毎日 怒られ記録。

2016.08.02

大人になるとだんだん怒られたり、叱られたりする機会がなくなるものですよね。
だから「怒られるうちがはな」と言われたりして。
 
そうは分かっていても、何歳になっても、
いや大人になるほどに怒られたり、叱られたりすると落ち込みます。
良しと思ってとった行動が違うと否定をされたようなものなので、へこむんでしょうね。
 
 
社会人になってすぐのころ、よく先輩に怒られていました。
学生から社会人になって知らないことがあまりにも多すぎて、そのために怒られる。
当たり前といったら当たり前のこと。だからそんなに落ち込みはしませんでした。
自分が知らないことができていないのだから怒られて当然と。
 
それでもあまりにも毎日怒られるので、だんだん怒られること自体が面白くなってきたんです。
「こんなに怒られるわたしって、そんなダメ人間かなー」と思いながらも、
「何日連続で怒られ続けるか数えてみよう」なんて思い立ち、カウントをはじめました。
 
13日連続の怒られ記録。ほぼ半月。
いやーよく耐えたものです。
 
そして怒られた内容を自分なりに分析もしてみたんです。
その大半が先輩の感情的なものから来ていることを知り、
変に落ち込むこともなくなったというわけです。
 
 
もちろんその後も、怒られることは多々ありましたし、あります。
質や内容はさまざまですけど。
怒られると、次からは怒られないようにしようとして、
行動が慎重になりすぎたり、気をつかいすぎたりしてまた怒られて。
 
「ま、いいか、わたしはこれくらしかできませんから」
そんな心持ちがいつしか芽生えてきたりもして。
 
もしもあまりにも怒られたり、注意されたりし続けている人は、
ちょっと目先を変えてみると冷静に客観的になれておすすめですよ。
かといって、怒られ記録の更新はしたくないですけどね。
 
 
 
怒られたことって内容よりも、そのときの感情が残るだす。
叱られたことって、感情ではなく内容が残るだす。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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