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Vol.263台湾から来た白い犬の日記

Vol.263台湾から来た白い犬の日記 冬季旅行 in ミヤンマー11

2019.04.17

こんにちは Coco です!
いかがおすごしでしょうか ?
今日はビルマの古都、バガンでのツアーの始まりからです。

ホテルのロビーに行くと今回のツアーガイドのLimさんが
もうすでに待ってくれていました。
このバガンでは2日間のツアーを依頼しているので
2日ともLimさんにツアーガイドとしてお世話になります。
190416BGN3.gif まず、Limさんが連れて行ってくれたのは地元の人が使うという市場の会場でした。
仏教行事の休日以外は、週末も関係なく開いているという
このマーケットはかなり活気がありました。
Japanさんは食べ物が好きなので、こういう地元のマーケットで食べ物を見ると
ワクワクするそうですー私Cocoも食べ物が大好きなのでワクワクします!

見慣れない食べ物や、野菜を発見するたびに説明してもらったみたいです。
面白いことにほとんどの野菜は私たちが今食べている野菜と
ほぼ同じということです。
トマト、カリフラワー、玉葱、ネギ、キャベツ、白菜、人参、ナス‥‥‥
これらは世界共通なようです!

次に寄ったのはDさんのリクエストでワインの買えるお店でした。
旅行中ワインはDさんのMUSTアイテムで、
どこに行っても必ずワインを調達します。
今回のこのBaganでは、あまりに小さな町なので、
ホテル以外ワインがないのかもしれないと危ぶまれました。
PH1-cocov263.jpgしかしーさすがここで生まれ育ったツアーガイドのLimさんですねー。
ちゃんとワインを売っているところを探し当ててくれました。
ミヤンマーでは自国のワイナリーがあるらしく、
ミヤンマー産のワインを3本購入していました。

ワインを買って満足のDさん。次の目的地は観光地のお寺ですー。
このBaganで最大にて一番観光客がやっているというShwezigon Pagoda寺院でした。
この寺院も他と同様、黄金色に輝いています。
これは寄付によって金箔を購入して貼り付けたものです。
伝説では、パゴダの中には釈迦の歯(仏歯)と骨(仏舎利)が
奉納されているということです。
PH2-cocov263.jpgBaganは古い寺院があるというので、
もっとひなびた感じの寺院を期待していたのですが、やってきたのはYangonや
Mandalayにある金ぴかと同じでしたので正直を言いましてちょっとがっかり……
日本人のJapanさんは日本人的にはあまり金ぴかを見るよりは
赤茶けた古ぼけたお寺の方がありがたみを感じてしまうそうです。
それでもこの寺院はミヤンマー人には有名らしく、外国人の観光客よりも
ミヤンマー人の観光客のほうがたくさんいました。

次にやって来たのはHtilominlo Temple
こちらは1215年にバガン王がこの地で、
王位継承者に選ばれたことを祝って建てられた寺院。
この王は、父親が5人の王子から後継者を選ぶときに、
傘が倒れた方向に座っていたために選ばれた王子なのだそうです。
何度やっても、その王子に傘が倒れたため、
他の王子も納得したという話が残っているとのことでした。
PH3-cocov263.jpg最初は傘!? それが倒れただけで王としての後継者を決めてしまうのですか?
それでほかの王子たちも納得なのですか? と思ったのですが、
こちらの人たちには、傘には不思議な霊力が宿ると昔から信じられているので、
それはそれで説得力のある選定方法であったとのことでした。
国が変われば霊力の持つ品物も大きく変わるものですねー面白いものです。

日本は何だろう? 鏡とかかな?

Baganとユネスコの世界遺産について:(Wikiより)
ミャンマー政府は1997年にバガンをユネスコの世界遺産に推薦したが
失敗に終わった。これは、国家平和発展評議会 (SPDC) が、
近代的な建材を使用して修復したためによる文化資材の真正性および復元に際して
極力現地に残された原材料を用いることを推奨するヴェネツィア憲章における
アナスタイローシスの欠如と、さらに軍事政権がゴルフコースや南西の
Minnanthu近郊には高さ61mの展望台を建てたためと言われている。
190416BGN5.gif その後、政権が民主化され、日本を含む海外からの整備支援を
積極的に受け入れるようになり状況は改善されたが、
ミャンマー地震 (2016年8月)によりパゴダの損壊が発生。
これを適切な処置で修復したことから(現在も継続中)、
2017年に改めて推薦を行い、2019年の登録を目指すこととなった。
2018年9月にはユネスコの諮問機関国際記念物遺跡会議(ICOMOS)による
現地調査が行われている。

これを考えるとユネスコの世界遺産に指定されるというのは
並大抵のことではないのだと思わされました。
Baganがこれほど素晴らしい古い寺院が集まっているのにもかかわらず
認定されていなく、日本ではたくさんの世界遺産があります。
こういうたくさんの問題をクリアして認定されているのだと思うと、
日本人の努力のたまものだったのだと初めて理解したくらいです。

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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