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Vol.260台湾から来た白い犬の日記

Vol.260台湾から来た白い犬の日記 冬季旅行 in ミヤンマー8

2019.03.27

こんにちは、Cocoですー。
今回もビルマのヤンゴンからマンダレーに移動した、
アメリカ人お父さんDさんと日本人飼い主のJapanさんの旅行話の続きです。

おいしいランチを食べた後は車に乗ってミングォンという街へやってきました。
Mingunは過去に首都になったこともない小さな集落なのですが、
コンバウン王朝の王(1782―1819)が、世界最大級の仏塔を
建てようとした場所なのだそうです。それに伴い、いろいろな興味深い建物が
この集落には集まっています。

まず最初は下の写真右上のサットーヤ・パヤー
ここは1811年に建てられ、王が運んだといわれる仏足石がありました。
そして写真中央はミングォン・パヤー
世界最大級150mの仏塔を建てようとした王が建築を始めた1790年。
土台だけでも高さ72メートル、そして一辺が140メートルの正方形。
しかし建設中にこの王は死去してしまい、その後誰もこの建築を続けることが
なかったため土台のみが残ったそうです。
PH1-cocov260.jpgそしてこの土台も1839年の大地震で大きくひび割れてしまい、
周りには崩れたレンガの塊がたくさん散らばっていました。
この縦門の大きさがわかるように上の写真中段左の写真の真ん中に、
人間の大きさ相当の小さな赤い点を置いてみました。
これでどれだけ大きな建物なのかわかっていただけるのではないでしょうか?

左下はシンピューメェという寺院。先の巨大な台座を造った王の息子が、
亡くなった夫人のために建てた白亜の寺院。仏塔の上まで登ることができ、
Mingunの街を一望することができましたー!
右下はミングォンの鐘。巨大仏塔に収めるために造った鐘でしたが、
仏塔が完成しなかったため近くのお堂につるされています。
これはひびの入っていない世界最大級の釣り鐘なのだそうです。

ご利益がありそうなのでJapanさんたちもしっかり鳴らしておきました!

これでツアーが終了しました。ホテルへ戻る途中、
少年が僧院へ入るお祝いの儀式をやっているのに遭遇しました。
これは両親がスポンサーとなって、息子の僧院入りを祝って
盛大に行うものなのだそうです。連なるトラックの最初に、
僧院に入る少年が乗っています。そのトラックに(株)高橋水道と書いてあるのが
ちょっと微笑ましいものでした。
一番後ろには巨大スピーカーのついた山車があります。
190325MDLMNY3.gif ツアーガイドのTunさんによると、この祝い行列は親の見栄の張りどころで、
経済的に余裕がある親は何十台ものトラックを用意したり、
中にはトラックではなく、高価な象ををレンタルしたりして、すごいことになるそうです。
俗世のすべてを捨てて仏門に入るお祝いなのに、
ここぞとばかり親の見栄と金がものをいう皮肉なこのお祝い‥‥‥
という見方は邪推なのかもしれません‥‥‥。
 
少年よ! 僧院でしっかり修業を積んできて立派な人間になってください!


ツアーが終了してホテルに戻りました。
ツアーガイドのTunさんと運転手さんにお礼を言って別れました。
思ったよりも早くホテルに着いたので、プールサイドでのんびり
カクテルタイムをすることにしました。
Dさんは白ワインで、Japanさんはピニャコラーダ!
190325MDLMNY4.gif この国ではおなかを壊しやすから、生野菜を食べるな、
氷は口にするな、とネットやガイドブックで書いてありましたが、
DさんとJapanさんたちは幸い今のところ全くそういった問題に直することなく
普通に旅を続けることができていますー。
一応泊る所やレストランは観光客向きの良いところを選んで気を付けているし、
水道の水は口にしないようにしているので大丈夫だったようです。


カクテルタイムを終え、部屋に戻ってゆっくりとお風呂に入った後は夕飯です。
連日昼も夜もビルマ料理でしたので、気分を変えて日本風焼き肉店に入ってみました。
泊まっているホテルからすぐ場所にあったので、歩いていける距離でした。
HANA Yakiniku Japanese BBQ Restaurant
No. 81A, 27th Street, Between 68th &&undefined;&&undefined;undefined&undefined;&&undefined;&&undefined;undefined&undefined;undefined&&undefined;undefined&undefined;&&undefined;&&undefined;undefined&undefined;&&undefined;&&undefined;undefined&undefined;undefined&&undefined;undefined&undefined;undefined&&undefined;&&undefined;undefined&undefined;undefined&&undefined;undefined&undefined; 69th Street
Chanayethazan Tsp Mandalay, 05071
PH2-cocov260.jpgオーナーが日本人なのかどうなのか定かではありませんでしたが、
日本の焼き肉そのものでとってもいいお店でした。
従業員の教育はしっかりできているし、店は清潔できれいだし、
お肉もたれも文句なかったです。Japanさんは大好きな塩タンを食べましたー!
彼らの担当の若いおにいさんは目がキラキラして一生懸命サーブしてくれました。

そんな彼にDさんはお会計後、大きなチップを握らせました。
すると、彼は少し困惑したような顔をした後すぐに、
Thank you!! と大きな微笑みて喜んでいました。
Dさんは自分も若いころ苦労して一生懸命働いてここまでたどり着いたので
この彼にも頑張ってほしいとのことでした。
優しいですなー。

Writer Profile

Coco
Cocoココ

台湾生まれ台湾育ちのフォモサ犬系雑種。野良犬だったため正確な年齢は不詳:性別、女推定9歳。台北で殺処分直前に現地の動物保護団体にレスキューされる。その後紆余曲折を経て、2010年、サンフランシスコ在住の日本人男子Japanさんとアメリカ人男子Dさんのカップルの家の養子となる。食べることと散歩が大好きだが鶏肉アレルギーがある。

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