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Vol.90暇と毒

Vol.90暇と毒 一緒に「今」を生きましょ!

2018.12.25

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
本当に年の瀬になってしまいましたねー。

毎年同じ感想を言っているんですが、深く深く大きな深呼吸をしたら
1年が過ぎていったって感じ。目まぐるしすぎて。

思い返してみれば、3月のパリに始まって、南イタリー、タイ、
またパリも行くでしょ。
それだけじゃなくて、大阪、鹿児島、名古屋、鳥取など
全国を駆け巡ったんですよね。あらゆる場所でファッション、
ビューティに触れ、お仕事的には充実してました。
が、なにしろ休みがない! 
プライベートホリデーはほとんどなかったんですよねー。

さて、そんな1年を振り返りつつ、みなさんはクリスマスのざわつきと
イルミネーションにまぎれて、街や浮かれた人々に埋没していませんか? 
うっかり埋没しないためには、ある意味勘違い? といわれるくらいの
思い込みが大切なんです。ステキな言葉で言えば、自信? 
それを忘れないで。ぼんやり下を向いて歩いているようじゃ、
年末は哀しいでしょ。街を闊歩するには自信が必要。
裏づけのない自信でもいいから、持っていなくちゃ。

自分に自信がない、という時は、自分の着ているものを見直してみて。
去年も一昨年も一昨々年も、自分のお洋服のアイテムって変わっている? 
はっきり言えば、新しい服さえ着ていれば、「今」を生きている証拠。
新しいアイテムに身を包んでおけば、現役の人々は接してくれます。
現役で生きている人は過去の人とは向き合う時間がないから。
だって、イキイキしている人って、明日以降の未来を生み出すのだから! 

全身過去ファッションの人は、それを見た人から、
この人は「今」の考え方をできる人だろうか? って思われちゃいます。
「今」になっていなければ、明日がこないでしょ。
つまり、まず「今」になろうよ!ってこと。

お仕事をされている方は、お仕事に合うファッションを
考えないといけませんよね。とはいえ、プライベートの充実も大切。
だから、お仕事とプライベートと二刀流で用意して。
どちらか、じゃなくてウエイトはどちらにも置いてファッションを考えましょう。

お仕事では当然、やや保守的なファッションになるでしょ。
ただ、雑誌ではよくコンサバとか言うけど、コンサバとクラシックは違いますからね。
絶対数が多いファッションスタイルがコンサバ。いわゆるスタンダードですね。
で、新しいアイテムを取り入れてないのがクラシック。いにしえ、よ。
狙いのクラシックスタイルじゃなくて、そのまま古いってことよー。ご注意あれー!

僕はファッション関係のお仕事をしているから、
パッと見てコンサバなのかクラシックなのかわかるけど、
他の普通の人々もそれを本能的に気づいているの。
なんとなく「あの方古いわね」「あの方はオシャレね」とかわかっているんです。
そして、そこで線を引いているの。良い、悪いということじゃなくて
「この方は、こっちのカテゴリー」と勝手に区別されちゃうんです。
だから、「今」でいるためにも、まずは新しいファッションアイテムを用意して。
年の瀬ではあるけれど、来年のためにも新たなカテゴリーに向かうのよ! 

年末に向けて厳しいかもしれないけれど、
これは僕自身にも言い聞かせていることだから! 一緒に「今」を生きましょ!
では、また次回お会いしましょう?

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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