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Vol.77暇と毒

Vol.77暇と毒 夏服の心得。

2018.06.05

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
天気予報では、今年は梅雨が早いなんて言っていましたが、
となると夏も早いってこと? 
そこで、今回は『夏服の心得』をお送りしたいと思います。

みなさんは、どこかに出かける時に
「何を着ていこう?」と悩みますよね。
その際、お洋服を選ぶ時の心得のひとつとして
「誰にどう見られたいか?」ということがあります。

これは夏に限ったことじゃないですけれど、
ファッションの大前提ではないでしょうか。
「誰にどう見られたいか?」を考えていけば、
おのずと答えは出るんです。

例えば通勤。
会社に行くという時点でお給料が発生していると考えれば、
どういう佇まいでデスクにいるのがいいのかわかります。
極端に言えば、ノースリーブ×ミニスカートってありえない。
ひんしゅくというか、『ラ・ラ・ランド』の出演者? 歌って踊る?! 
ってことになっちゃうからー(苦笑)

会社に行く時の装いを考える際は、上司に評価されたいのか、
同僚に評価されたいのか、相手先の方に評価されたいのか。
それをベースにするとスタイリングしやすいと思います。
もちろん相手にもよるし、
シチュエーションにもよると思いますけどね。

デートなら、彼だけが対象になるので
わりとスタイリングもしやすいと思いますが、
仕事となると社会性や信頼感、
女性らしさなども加味されてきます。

同僚に向けてのスタイリングの場合、
女性らしさだけが際立つとうとまれるし、
新入社員だとラフすぎるのもNG。
バランスが難しいものです。無難にするなら甘辛ミックス。
すっきりしたパンツに、リボンやレースなどがひっそりとあしらわれた、
ちょっと女性らしさをプラスしたブラウス。
白かオフ白がおすすめです。
そして、飾り気のないパンプス。
とある女性誌に出てきそうなコーディネートですが、
上司ウケもいいし、男性や女性の同僚にも「え?」と思われません。

女性の上司や同僚が多いなら、オーバーサイズのシャツ、
ダーク系のカラーでアレンジもあり。
ただ、そういうファッションだと、個性はないよねー。
とはいえ、働き始めてまだスキルも能力も出してないなら、
個性の前にまず社会的な結果を出してから。
結果を出した後なら、キャリアをムダにしないくらいの、
ある程度の個性はOKだと思います。

ただ、個性をものすごく発揮している人って
時々羨ましくなるよねー(苦笑)。
一般的に不思議ちゃんと呼ばれている人々って、
社会の流れを理解していない=自由でしょ。
そこでそれを言う? そこでそれをやる?っていう人。
そういう人は、まわりの人は辟易するけど、
その人自身はすごく幸せそう。顔が充実しているの! 
辟易している反面、それは嫉妬でもあるんだよねー。
まだそこまで個性発揮はできませんが、幸せになることを願いつつ、
日々精進していきたいと思う今日この頃です。

では、また次回お会いしましょう!!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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