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Vol.75暇と毒

Vol.75暇と毒 将来の夢よりも大事なもの。

2018.05.01

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
ゴールデンウィークはどちらに行かれるの? 
それともおうちでまったり過ごしますか?
いい季節になってきたから、体を動かしたりするのもいいかもねー。

さて。前回は「今」を大切にといった
壮大なお話をさせていただきましたが(笑)、
今回は「今のファッション」や「今の美容」が、
むしろ将来の夢よりも大事なのではないだろうか? というお話です。

僕のお仕事がら、トレンドに敏感な
クリエイティブなカタカタ職業の方とご一緒することが多いんですよね。
ご挨拶のように「○○○って気分だよねー」なんて言って、
流行最先端のお話で盛り上がります。

ところが、そういう方々の中にはトレンドを愛しすぎて
TPOを無視される方もいるんですよね……。
例えば、お仕事の打ち上げて行くフレンチ。
ジャケットとネクタイは着用したいような雰囲気の
レストランでも、今流行りのオーバーシルエットでいらっしゃるとか。

あるいは、ズルズルしたカットソーにジーンズとかで、
どこにでもそのファッションでいらっしゃったり。
あるいは逆に、誰よりもアイシャドウのグラデっぷりが
すごかったり、マスカラたっぷりだったりして
「早朝からその顔?!」って驚いちゃうような。

つまり、流行・トレンドは大切にしつつも、
「今」何が必要なのかを考えないといけないってこと。
必要なものを考える力が必要なのよ、ややこしいけど(笑)

ファッションやメイクに限らないですよ。
レストランで座る席とかも、知識というか
マナーを知らない人もいます。
仕事での会食はクライアントがいる場合も多いでしょ。
それなのに、早く来たから好きなところに座っちゃお、
という人も意外にいるんです。驚くことに。
その多くは、トレンドに敏感な方々だったりする。

そして、そんな方がコンサバなイベントにも
「え?」という最先端ファッションでいらしたりするんですよね(苦笑)
ご自分のファッションを自慢したい、
披露したいのかもしれないけど、場所がらをわきまえる
という知恵も必要。場合によっちゃ格式とか
ルールとかもあるわけですから。

社会人になったら、「さじ加減」ということは
学んでほしいと思います。そのためには、
周囲の人々を観察することが大切。
「今」どういうことをすべきか。
どういうメイクで、どういうファッションでいるのが正解なのか。
正解はないかもしれないけれど、
不愉快に思われない程度のマナーは学んでいきましょう。
どうしてもわからない!という方は『暇と毒』にご相談くださいね。
その中から、おいおいお答えしたいと思います。

では、また次回お会いしましょう!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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