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Vol.73暇と毒

Vol.73暇と毒 自分磨きは
己を知ることなり。

2018.04.03

みなさん、こんにちは。植松晃士です。
今年は梅もあっという間に咲き、
暖かくて桜の開花も早かったですねー。
それでもお花見の時期はまだちょっと
肌寒かったりするので、
ちゃんと温かくして出かけましょうね。

さて。
この数回、婚活にまつわるエトセトラなお話を
してまいりましたが、
今回は「自分磨き」についてです。

自分磨き。
これは大切なことです。ですが、
「磨く」という意味を考えたことがありますか?

自分磨きのために、いろいろな資格を取りました
という方もいますが、
それはちょっと違うと思うんです。
意味、おわかりになるかしら?

例えば、ダイヤモンド。
カット面を増やしてより輝くように
ダイヤモンドの原石を「磨く」わけですが、
そうすると原石が削られていくんです。
つまり、もともと自分にあるものを輝かせるのが
「自分磨き」です。
自分にないものはオンできないの。
だって、増改築じゃないんだから!

自分磨きというのは、自分自身をよく知ることなんです。
いわば、悟りに近づくってこと?(笑)

もちろん、自分を知るために、自分探しの
コミュニティに顔を出すのはいいと思います。
こんな世界があるんだ! と知って、
それができるようになった自分を知るわけだし。
ことによっては、自分にはムリ! と諦めることで、
自分の限界や合わないことを知るわけだし。
そういうことがわかった イコール
自分を磨いたことになるんだと思うんです。
ただ、磨くと減るけど、
いいところは残って輝くの!

僕も好奇心旺盛だから、宝塚だのお花だのピアノだのと
手を出しはしますが、どれも続けてはいるんです。
それぞれに学ぶこともあるし、
例えばお花は命ある可憐な姿を、
1日でも長く愛でることに喜びを感じることで、
僕はお花が好きなんだなと悟ったんですが、
だからって花屋になろうとは思わない。
オンするわけじゃないんですよね。

例えば、自分は、ダイヤモンドのつもりだったけど、
ダイヤモンドじゃなかったという結果に
なることもあると思うけど。
それはそれで、エメラルドやサファイアだった、
でもいいしねー。
自分がどういう人間なのかを知る、
よくわかることが自分磨き。

そして、自分が持っているものを切磋琢磨することで
輝いていくんだと思うんです。
切磋琢磨の「磨」は「磨く」と書きます。

春は、「自分磨き」を始めたくなる季節。
自分がどういう存在なのか、
じっくり考えてみるいい機会かもしれませんねー。
では、またお会いしましょう!

Writer Profile

植松晃士
植松晃士Koji Uematsu

アタッシェ・ドゥ・プレス(※)
ファッションプロデューサー
株式会社ヘルメット/株式会社アンソニーレッド 代表取締役
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。

※アタッシェ・ドゥ・プレス
ファッションブランド、ジュエリー、コスメ、ファッションビルなどのPRを手がけるほか、ブランドのPR、ブランドディレクション、企画アドバイス、イベント企画・運営などを行います

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