楽しみ、楽しませ、ほんのちょっと楽になる

Vol.1132ハタラクさんの毎日

Vol.1132ハタラクさんの毎日 自分にOKを出す。

2018.01.25

心躍らせて上京してから、
あっという間に年月が経ちました。

今でもわたしは賃貸生活をしています。
だからなのか、ずっと仮住まい気分でした。
それを理由に、
本当はインテリアにこだわりたいけどまだ。
本当はこんな内装にしたいけどまだ。
本当はもっと空調や室内環境を整えたいけどまだ。
だって、仮住まいだし、今のわたしがそこまで
快適な暮らしをするのは違うと、思っていたからです。

「社会人として十分にやっているのに、何を言ってるの! 
Q.O.L(暮らしの質)を整えてこそ、幸せにもなれるし、
いろいろな関係性も満たされ、距離感も信頼感も増していく」
ある人から、そう言われました。
フッと今まで縛られていた何かから、
解き放たれた感じがしました。
楽になった・・・。

こんなに大人になっているにもかかわらず、
生活もできているにもかかわらず、
なぜか自分が快適に心地よく暮らすことに
罪悪感をもっていました。
いつものあのクセ、わたしなんかが・・・です。

仮住まいと思っているのも、
わたしなんかがと思うのも、その裏には
「結婚していないわたしはダメなんだ、
結婚もしていない自分がちゃんと暮らすなんてとんでもない」
それがものすごくあります。
結婚=ちゃんとした人、一人前
そんな刷り込み。

じゃ、結婚するまでずっとそうなの? それはもうイヤだ。
イヤなの? イヤだと思うようになった。
じゃ、いつ? 今でしょ!
今じゃなくて、まだまだなんてこれからもやっていたら
あっという間に終わりの時間になってしまうー!

もう自分にOKを出してもいいんですよね。
自分が出さなかったら、誰も出してはくれないですものね。

自分にOKは、自分を大事にすること。
自分にOKは、どんなことがあっても自分を愛すること。    
自分にOKは、これからも自分を大事にしていくこと。



20年以上前に、ある著名なヘアメイクさんに言われましたな。
「いつか素敵な部屋に住みたい、
いつか自分好みのインテリアを揃えたい、
そんないつかなんて永遠に来ないわよ。
いつかは自分へOKを出せない言い訳だもの。
いつかじゃなくて、そうしたいならするの。
そうやって私は生きている」
ようやく腑に落ちただす。



Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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