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Vol.670ハタラクさんの毎日

Vol.670ハタラクさんの毎日 ゆるかった時代。

2016.10.20

大学時代の先輩と、わたしの同級生と3人で久々に食事をしました。
以前、ここにも書いたおもろい夫婦です。
旦那さんが先輩、奥さんが同級生です。
 
わたしたちが大学生で、社会に出て新人と呼ばれていた90年代前半。
当時の思い出話に花が咲きました。そんななかで
「最近はなんでもすぐに謝るよね。それだけコンプライアンスとか、
社会における目が厳しくなっているということなんだね」という話に。
 
たしかに90年代はゆるかった、かなりゆるかったですね。
インターネットもSNSもまだまだ普及していなかったので、もっとのびのびしていたような気がします。

当時と今、どちらが良かったかなんて話をしてもしょうがないので、わたしたち3人は、
ここでは書けない当時のあるまじき行為をした自分たちを笑い飛ばしていました。
 
ただ変わらないこともたくさんあります。こうして何十年経っても当時のまま、
おバカなことを話したり、正直に思っていることを言い合えたり。
ゆるい時代に出会った仲間だからこそ、許容範囲が大きかったりもして(笑)
 
 
ふと思い出しました。大学生のころ、わたしが住んでいたアパートが学校の近くということもあって
、よく先輩や同級生たちが遊びに来ていました。
その時に「ご一筆ノート」という、来訪してくれた人たちに一言書いてもらっていたノートがあったんです。
先日、家の整理をしたら出てきたんです、それが。
 
そこには他愛もないことがつらつらと書かれていて、
まさにゆるくて、のんびりした時間を皆で過ごしているのが感じられる言葉がたくさん綴られていました。
 
今の時代、自分ひとりがゆるく生きる! なんて言ってもそれは叶うことではなく、
それならば心持ちだけでもゆるくというか、じっくり進んでいきたいなーと、
おもろい夫婦と話をして思ったのでした。
 
 
 
『おいしいのが好き』という出版社を舞台にしたドラマに夢中になり、出版社へ入社。
どこにおいしいものがあるんじゃい!! とジタバタしておりましたな。
うーんやっぱり90年代前半はゆるゆるでしたな。


Relax & Enjoy♡

Writer Profile

河田実紀
河田実紀Kawada Miki

株式会社ハタラク社代表/編集者
大学卒業後、出版社に入社。主に雑誌の編集に携わる。2011年、女性雑誌の編集長に就任。2013年5月独立。大好きな編集の仕事を軸に、今の時代だからこそできる出版の力を見出そうと、「一度きりの自分の人生、楽しんで生きる!」と決め、一歩を踏み出す。2014年12月22日に(株)ハタラク社設立と同時に、WEBマガジン『ハタラク』を開設。

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